ハトなどから伝染する病気
鳥から伝染する病気にはどのようなものがあるのでしょうか。
ハトは、その体内に多くの病原菌を持っていることが知られています。
以下で代表的なものをご紹介します。
■ 鳥インフルエンザ
· 鳥インフルエンザ(英語:Avian influenza,
Avian flu, bird flu)とは、
A型インフルエンザウイルスが鳥類に感染して起きる鳥類の感染症である。
2006年までに、鳥インフルエンザの人への感染が広がり、これまで7人が感染し、3人が死亡している。
2007年11月から12月には、江蘇省南京市の父子が感染し、子が死亡した。
父は子から感染したものであり、中国で初のヒトからヒトへの感染事例である。
また、父子は病死した家禽類との接触歴はなく、子の感染ルートは依然判明していない。
「鳥インフルエンザ」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。
2005年8月21日 (日) 21:19 UTC、URL: http://ja.wikipedia.org
■ オウム病
· オウム病(psittacosis、parrot fever)とは、クラミジアの一種である、オウム病クラミジア(Chlamydophila psittaci
あるいは Chlamydophilia abortus)の感染によって生ずる人獣共通感染症。
クラミジア病と呼ばれることもあり、かつてミヤガワネラ病と呼ばれていたこともあった。
· 感染症法における四類感染症。
鳥類はオウム病クラミジアの自然宿主であり、ヒトは感染鳥類から排泄物、汚染羽毛、
糞便の塵埃の吸入により感染する。
名称から誤解されるが、小動物など鳥類以外から感染することもある。
「オウム病」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。
2009年10月21日 (水) 02:13 UTC、URL: http://ja.wikipedia.org
■ クリプトコッカス症
· クリプトコッカス症(クリプトコッカスしょう、英: cryptococcosis)とは、クリプトコッカス属に属する
酵母様真菌の感染を原因とする人獣共通感染症。
2006年までに、鳥インフルエンザの人への感染が広がり、これまで7人が感染し、3人が死亡している。
ヒト、イヌ、ネコなどに感染する。
主にCryptococcus neoformansによる呼吸器症状が認められる。
クリプトコッカス属は土壌や植物などの環境中に広く分布する。
鳥類は感染しないが保菌状態にある。
ハトの糞が感染源として重要である。
免疫抑制状態、体力が落ちた人たちが罹患しやすい感染症で、日和見感染の一つと知られる。
「クリプトコッカス症」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。
2009年7月21日 (火) 14:32 UTC、URL: http://ja.wikipedia.org
■ トキソプラズマ症
· トキソプラズマ症とは、トキソプラズマ(Toxoplasma gondii)による原虫感染症である。
世界中で見られる感染症で、世界人口の3分の1が感染していると推測されているが、
有病率には地域で大きな差がある。
健康な成人の場合には、感染しても無徴候に留まるか、せいぜい数週間のあいだ軽い風邪のような
症状が出る程度である。
しかし胎児・幼児や臓器移植やエイズの患者など、免疫抑制状態にある場合には重症化して
死に至ることもあり、重篤な日和見感染症といえる。
重症化した場合には、脳炎や神経系疾患をおこしたり、肺・心臓・肝臓・眼球などに悪影響をおよぼす。
予防するためのワクチンはない。
「ニューカッスル病」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。
2009年6月11日 (木) 22:01 UTC、URL: http://ja.wikipedia.org